東京都あきる野市で葬儀をあげたい方へ

東京都の西部、都心から40～50㎞圏に位置するあきる野市は、平成7年に秋川市と五日市町が合併して誕生した、比較的新しい市です。
市内には都内有数のウォーターレジャーができるスポットとして知られる「東京サマーランド」があり、夏休みには多くの人でにぎわいます。また、秋川渓谷も自然のアクティビティが楽しめるエリアとして人気で、釣りやバーベキュー、キャンプを楽しむ、グループや家族連れが大勢訪れます。
近年は新滝山街道の整備などにより、交通事情も大幅に向上。大型ショッピングモールが進出するなど、とても住みやすい環境になっています。
また、秋川駅から新宿駅まで約1時間とアクセスしやすいことから、仕事や学業で都心に通う人も少なくありません。

あきる野市には公営・民営の葬儀式場が複数あるので、この記事を参考にして条件に合った施設を選んでください。

東京都あきる野市の主な式場

「ひので斎場」はあきる野市、日の出町、檜原村、奥多摩町で構成される秋川流域斎場組合によって運営する、公営の斎場(式場)・火葬場です。
式場棟には、左右対称の各100席ある式場が2部屋あり、3体分の霊安室も設けられています。
式場利用者は1階にある遺族控室または僧侶控室、2階の会席室または小控室のうち、各階1室ずつ使うことができます。通夜に際しては遺族が夜間に仮眠をとりながら、付き添うことも可能です。ただし、寝具等の用意はないため、必要な方は持ち込みまたはレンタルなどで対応する必要があります。
また、式場には祭壇が備えてあり、仏式・神式・日蓮正宗式（友人葬）・キリスト教式の4種類から選択可能です。なお、祭壇利用の有無によって式場の利用料が変わることはありません。
式場の使用料金は、あきる野市民など組合内であれば、告別式と通夜がそれぞれ50,000円で、通夜後の夜間利用が30,000円です。組合外の方も利用できますが、料金は告別式・通夜式ともに100,000円、夜間使用は50,000円になります。

民営のメモリアルホールはあきる野市内に複数ありますが、なかでも「ドリーミーホール秋川」と「地蔵院会館 西山園」は、どちらも1日1組のみという点が特徴です。

そのため、家族葬でも一般葬でも、故人をより身近に感じながら別れの時間を大切に過ごすことができます。
一方、「宝清寺 たちばな会館」は2つの大きなホールを備え、一般葬はもちろんのこと社葬や団体葬まで幅広く対応しています。

葬儀式場を選ぶにあたっては、まず故人や遺族がどのような葬儀を望んでいるかを把握しておくことが大切です。

そのうえで、いくつかの葬儀社で資料や情報を収集し、希望にどこまで近いプランを提示してもらえるか相談・比較してみましょう。

東京都あきる野市の葬儀費用の相場

葬儀をあげるときの自治体の補助金について

葬儀費用が急に入り用になったとき、状況によってはまとまったお金を用意するのが困難な事態も考えられます。そのような場合に備えて、自治体ごとに国民健康保険加入者を対象にした葬祭費の給付制度が整備されています。

これは一定の条件を満たすと支給されるもので、給付には申請が必要です。また実際の支給までにはある程度時間がかかるため、葬儀社への支払いなどには間に合わないこともあります。そのため、香典などと同じく、後から葬儀費用を補填するものとして過度な期待はもたない方がよいでしょう。

あきる野市における具体的な申請方法と給付内容は以下のとおりです。なお、葬儀を行った日の翌日から2年以内に申請してください。

東京都あきる野市の火葬事情

あきる野市では、隣の日の出町にある公営の「ひので斎場」にて火葬が可能です。
JR五日市線「武蔵五日市駅」またはJR青梅線「青梅駅」からタクシーで約15分のところにあるこの斎場は、火葬場棟と式場棟の2つから成り立ちます。火葬炉は3基あり、炉ごとに独立した炉前ホールが付属。収骨室も別個に設けられています。
火葬料金は、組合の自治体に在住していた方が亡くなった場合、大人（12歳以上）で1体10,000円、小人（12歳未満）で1体5,000円となります。組合外の方も利用可能ですが、大人80,000円、小人50,000円と料金は高くなります。

火葬の予約が済んでいれば霊安室も使用でき、料金は組合内が24時間で3,000円、組合外が6,000円です。24時間を過ぎると、12時間ごとに組合内1,500円、組合外3,000円の超過料金が加算されます。
待合室には茶器ならびに湯飲み茶碗等は用意してありますが、準備、片付けなどはセルフサービスです。

また、売店はありませんが、自動販売機コーナーはあり、ロビーには車いすが備えてあります。

東京都あきる野市で実績の多い葬儀社・葬儀式場

東京都あきる野市の中でもとくに実績が多く、幅広いプランに対応している葬儀社をご紹介します。

ドリーミーホール秋川

JR五日市線「秋川駅」から徒歩約5分と好立地の「ドリーミーホール秋川」は、多摩地区に多くの斎場をもつ、株式会社ドリーミーの直営ホールです。専用駐車場を50台分確保しているため、車での参列にも便利です。
1日1組のみの貸し切りタイプになっており、周囲を気にせず故人との最後のお別れに専心することができます。厚生労働省認定の資格をもつ葬祭ディレクターがしっかりサポートし、故人や遺族の希望にできる限り寄り添った、心に残るセレモニーを提供します。
親族の控室は和室と洋室の2種類あり、浴室や給湯室も完備されています。霊安設備も独自に保有しているので、葬儀当日まで遺体を安置することも可能です。また、葬儀はほかのホールで執り行い、遺体の安置だけを依頼するということもできます。

施設詳細

料金プラン （税抜）

宝清寺 たちばな会館

総合法事式場「たちばな会館」のある宝清寺は、400年以上の歴史をもつ、西多摩では唯一の日蓮宗総本山身延山久遠寺の末寺です。その由緒ある本堂の向かいに、大きな2つのホールを有する近代的なメモリアルホールが「たちばな会館」です。
第1ホールは約120席、第2ホールは50席ほどの広さがあり、大小さまざまな規模の葬儀に対応可能です。また、日蓮宗法清寺にある「たちばな会館」ですが、ほとんどの宗教、宗派で利用できます。
遺族控室では、寝具のレンタルも行っており、通夜の後にそのまま宿泊することもできます。JR五日市線「東秋留駅」から徒歩約13分、JR青梅線「拝島駅」からバスで約10分と公共交通機関を使って来場可能。また、35台分の駐車場も完備されているので、車での参列者が多い場合におすすめです。

施設詳細

料金プラン（税抜）

宝地蔵院会館 西山園

「地蔵院会館 西山園」は静かな住宅街の一画にあり、1日1組限定のため、密葬や家族葬にもおすすめの葬儀式場です。
JR五日市線「東秋留駅」より徒歩約20分と駅からやや離れていますが、50台分の駐車場があり、あきる野インターチェンジからも近いため、車で来場する参加者が多い場合には大きな利点になります。
また、式場は1階にいす席100席、2階に座卓60席を設けられるため、30名の小規模な葬儀から150人規模の葬儀までフレキシブルに対応可能です。遺体の安置設備も完備され、故人との別れをじっくりと惜しむことができます。瓦葺き2階建ての会館はどこか懐かしく、自宅にいるような、安らいだ雰囲気のなかで故人を送ることができるでしょう。

施設詳細

料金プラン （税抜）

【記事監修】小林 憲行

2007年鎌倉新書入社。『月刊仏事』編集記者を経て、「いい葬儀マガジン」等、葬儀・お墓・仏壇など、終活・エンディング関連のお役立ち情報や業界の最新の話題をさまざまな切り口で紹介するWebメディアを立ち上げる。2018年には終活・葬儀情報に特化した「はじめてのお葬式ガイド」をリリース、現在同サイトの編集・運営を担っている。

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