大阪府箕面市は、大阪府北部の「北摂三島地域」に位置しています。箕面市は、大阪都市圏のベッドタウンとして発展してきました。西南部には旧来の市街地や住宅地、南部には住宅地が広がっており、箕面市の人口のほとんどが南部に集中しています。
箕面公園周辺には、府内で唯一の日本の滝百選に選ばれている箕面大滝があります。また箕面山は、「ニホンザル」が有名です。昭和31年には天然記念物として指定を受けて以来、箕面市だけでなく、大阪府民に親しまれてきました。箕面山のニホンザルは、野生のまま大都市の近くに住んでいることから、世界的にも貴重な存在とされています。箕面市では、ニホンザルが本来の野生生活に戻ることができるよう、「サルを自然に帰す運動」に取り組んでいます。
箕面市の主な式場・火葬場紹介
箕面市立聖苑
箕面市立聖苑は、葬儀・火葬・初七日までを、館内で執り行うことができる施設です。 平成13年4月に運営を開始してから、市内で唯一の総合葬儀場として多くの市民の方に利用されています。

施設詳細
式場・斎場名 | 箕面市立聖苑 | |
---|---|---|
住所 | 大阪府箕面市半町4丁目6-32 | |
アクセス | 【車でお越しの方】 ・ 国道171号線、半町交差点を南へ約150m ・ 府道2号中央環状線、豊中市柴原体育館南交差点(右折柴原駅の標識有り)、柴原体育館前交差点を北へ直進約1.2km 【電車でお越しの方】 ・阪急箕面線「桜井駅」から徒歩約15分 【バスでお越しの方】 ・ 阪急バス(系統番号92)、阪急石橋~JR茨木、半町バス停留所下車徒歩約3分(国道171号線半町交差点を南へ約150m) | |
施設・設備 | 火葬施設 | 告別室2・炉前ホール・火葬炉8基(大型炉7基、胞衣炉1基)、お見送り室、収骨室2、エントランスホール、制御室など |
葬儀施設 | 式場3(200人収容、100人収容、25人収容)、親族控室2(和室18畳)、宗教関係者控室2、洗面室1、待合ホール、待合ロビー兼喫茶コーナー、控室5室(和室3、洋室2)、霊安室2 | |
駐車場施設 | 地下駐車場66台(高さ制限2.3メートル)、地上駐車場9台 |
葬儀施設
箕面市立聖苑には、3つの式場があります。それぞれ収容人数が異なるため、参加する人数、亡くなった方やその家族が希望する式に合わせて、式場を決めることができるのが魅力です。
区分 | 収容人数 |
---|---|
第一式場 | 100人 |
第二式場 | 100人 |
第三式場 | 25人 |
第一式場は、 少人数で行う家族葬から大きな規模の葬儀まで行うことができ、1番よく選ばれている式場です。第二式場とはパーテーションを設置することで、最大200人まで対応可能です。第三式場は収容人数が25人と、第一・第二式場よりも少ないため、比較的小さな規模の葬儀をご希望の方に選ばれています。すべての式場で、仏式、神式、キリスト式など、宗派問わず葬儀をおこなうことができます。
また、1階や待合ホール、待合ロビー、喫茶コーナー、また2階エレベーター前休憩コーナーでは、フリーWi-Fiを利用できるのも嬉しいポイントです。更衣室兼授乳室も用意されているので、小さなお子さまのいる方も安心して利用することができます。
このように、箕面市立聖苑では、希望の価格や参列者数などから決めていく場合でも、複数あるプランの中から選択することができるので、希望に沿う葬儀を行うことができるでしょう。
箕面市立聖苑では、葬儀相談会や施設見学会を毎月1回実施しているため、故人またはご遺族が希望する葬儀のイメージがある場合には、事前に葬儀内容について式場に相談してみるのもおすすめです。終活カウンセラーが、葬儀費用や終活の準備や最近のお墓事情について説明してくれます。予約は不要なので、気軽に参加することができます。
下記は箕面市立聖苑で葬儀を行った場合の料金の目安です。
火葬式 | 一日葬 | 家族葬 | 一般葬 |
---|---|---|---|
12.0万~(税別) | 49.0万~(税別) | 35.0万~(税別) | 70.0万~(税別) |
※税抜表示。別途、火葬料金がかかります。
火葬施設
箕面市立聖苑は、火葬場施設を併設しています。国内の葬儀場の中でも最新のシステムを使用している葬儀場で、葬儀場から火葬場へも、霊柩車の代わりにお棺が自動で移動されます。
火葬炉は大型炉7基、胞衣炉1基があります。約2時間で火葬から収骨まで行うことが可能です。 亡くなられた方や喪主の方が市民の場合には、「市民利用料」が適用され、火葬料金は死産児3,400円、12歳未満1万5,800円、12歳以上2万400円と 通常よりも安価で利用することができます。 なお、市外居住の方は死産児1万200円、12歳未満は4万7,500円、12歳以上は6万1,100円で利用することができます。
区分 | 市内居住者 | 市外居住者 |
---|---|---|
おとな(12歳以上) | 20,400円 | 61,100円 |
こども(12歳未満) | 15,800円 | 47,500円 |
死産児(妊娠4か月以上の胎児) | 3,400円 | 10,200円 |
箕面市立聖苑は、式場と火葬場がひとつの建物内にあるため、葬儀後の火葬場へは一度も外に出ることなくスムーズに移動することができます。小さなお子様や高齢の方でも、寒さや暑さなど気にすることなく参列することができるでしょう。
箕面市の葬儀費用の相場、費用内訳
大阪府箕面市の葬儀相場は、下記の通りです。
箕面市の費用相場 | 大阪府の費用相場 | |
---|---|---|
一般葬・家族葬 | 81万2,500円 | 69万6,585円 |
一日葬 | 42万4,071円 | 30万1,842円 |
火葬式 | ‐ | 12万9,404円 |
実際に葬儀をあげる場合は、葬儀社と葬儀プランについて相談した上で費用が決まります。そのため、葬儀費用を抑えたいと考えている場合には、葬儀一式の内訳やその他必要となる費用について知っておくことが重要です。
以下では、葬儀一式に含まれる主な費用内訳をご紹介します。
葬儀一式の内訳
葬儀一式の内訳 | ○施設利用費 通夜・葬儀・告別式で使用する式場の利用料金です。 ・式場使用料 ・安置室使用料 ・火葬場使用料 ・控室使用料 など |
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○祭壇費 通夜・葬儀・告別式での祭壇設置や装飾にかかる費用です。葬儀一式費用の中で大きな割合を占めます。 ・枕飾り(安置) ・本祭壇(通夜・告別式) ・後飾り(火葬後) ・祭壇設置費用 ・遺影・白木位牌・祭壇花・供物・線香・ろうそく など | |
○車両費 病院や自宅から斎場・火葬場までご遺体を搬送する際や、会葬者を送迎する場合にかかる費用です。 ・寝台車(病院から自宅、斎場までの移動) ・霊柩車(葬儀式場から火葬場までの移動) ・送迎バス・ハイヤー(葬儀式場や火葬場への参列者の送迎) | |
○人件費 葬儀の進行管理や受付サポートなど、葬儀社や式場担当スタッフの人件費がかかります。 ・司会 ・式進行管理、火葬場同行 ・納棺師 など | |
○その他 葬儀準備や受付のために備品やサービスを利用する場合に費用がかかります。 ・納棺用品 ・受付設備・備品 ・案内看板・式場装飾 ・会葬礼状 ・骨壺 など |
また、葬儀一式の他にも「飲食接待費用」や「宗教者費用」が必要になる場合があります。
飲食接待費用は、通夜の弔問客に出す「通夜振る舞い」や、葬儀後に出す「精進落とし」の料理対応に発生する費用です。
宗教者費用は、寺院へのお布施や、僧侶・宗教者への謝礼を指します。宗教・宗派や地域風習によって異なり、回数や時間に応じて費用も変わるため、事前に確認をしておくとよいでしょう。
飲食接待費用 | 通夜・告別式で弔問客に振る舞う料理・お酒などの飲食費です。弔問客の人数によってかかる費用は異なります。 ・通夜振る舞い(オードブル・寿司・天ぷらなどの大皿料理) ・精進落とし(懐石料理や仕出し弁当など) ・返礼品(香典返しなど) |
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宗教者費用 | 葬儀を進める宗教者(僧侶・司祭など)のための費用です。 【仏教】読経料・戒名料・お車代・御膳料 【キリスト教】献金 【神道】神饌料 |
いずれにしても、葬儀を執り行うに当たっては、ご遺族はある程度まとまったお金を用意することになります。故人やご遺族が希望する葬儀の内容とあわせて、どの程度の金額が必要になるのかを確認しておきましょう。
葬儀をあげるときの自治体の補助金について
葬儀の際には、葬儀費用はもちろんのこと、それに加えてお布施や戒名料、通夜等の飲食代など、多くの費用がかかります。高額な葬儀費用が突然必要になるのは、大変です。箕面市では、一定の条件を満たした場合、自治体から葬儀費用の補助金を受け取ることができます。申請方法と補助金の金額については以下のようになっています。
葬祭費 | 5万円 |
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支給方法 | 箕面市の国民健康保険に加入している方が亡くなった場合に、市役所の市民部国民保健室「国民保健担当」に申請します。 |
申請できる方 | 葬祭費の支給申請は、葬儀を行った方に支給されます。 |
申請に必要なもの | ・国民健康保険被保険者証 ・申請者(葬祭を行った方)の振込先金融機関口座 ・印鑑(認印) ・葬祭を行った方が確認できる書類 ※お葬式に使用された挨拶状または請求書など ・マイナンバーがわかるもの ・本人確認書類 |
葬儀・家族葬の流れ/箕面市は「後火葬」
葬儀・家族葬の流れは地域によって異なり、通夜・葬儀・告別式の後に火葬を行う「後火葬」と、葬儀・告別式を行う前に火葬を行う「前火葬(または骨葬)」の2通りが存在します。
「後火葬」は北海道(一部地域を除く)、関東、関西、九州などの地域で行われることが多く、「前火葬」は主に東北、沖縄、離島で行われています。
また、前火葬を行う東北地方の中でも、通夜の前に火葬を行う地域(青森、秋田)と、通夜の後に火葬を行う地域(岩手、宮城、山形)といった違いが見られます。
以下では「後火葬」の葬儀・家族葬の流れをご紹介します。
1.納棺・通夜

納棺の儀では、故人の旅立ちを迎えるために身仕度を整え、愛用の衣類や思い出の品を柩におさめます。納棺を済ませたら、通夜式を行います。
読経・焼香の後、喪主または親族代表が挨拶をし、お清め料理などで弔問客をもてなします(通夜振る舞い)。
2.葬儀・告別式
葬儀式場にて、読経・焼香、弔辞・弔電、お別れの儀式といった流れで葬儀・告別式を執り行います。
3.出棺

故人と最後のお別れの儀式です。故人をお花で飾り(別れ花)、お別れのときを過ごした後、近親者で棺を霊柩車に納め、火葬場へ向かいます。
4.火葬
火葬場へ到着したら、火葬許可証を提示し、火葬を執り行います。ご遺族お立会いのもと点火が行われ、棺を炉の中に納めた後、喪主の方から順に焼香を行います。火葬後は係員の指示に従い、お骨上げを行います。
5.初七日・百か日法要(繰り上げ法要)

火葬場より戻られてから、初七日・百か日法要を兼ねて精進落としを行います。精進落としの席では、食事やお酒、茶菓子などでお世話になった方々の労をねぎらいます。
6.葬儀終了後
自宅に戻って後飾り祭壇を設置し、ご遺骨・位牌・遺影を安置します。なお、白木の位牌は、忌明けの法要時に本位牌に入魂して取り替えます。

- 2007年鎌倉新書入社。『月刊仏事』編集記者を経て、「いい葬儀マガジン」等、葬儀・お墓・仏壇など、終活・エンディング関連のお役立ち情報や業界の最新の話題をさまざまな切り口で紹介するWebメディアを立ち上げる。2018年には終活・葬儀情報に特化した「はじめてのお葬式ガイド」をリリース、現在同サイトの編集・運営を担っている。
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