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最近、新聞やテレビなどで、「家族葬」や「直葬」という言葉を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
だから「何となく」知ってはいると思いますが、厳密にはそれがどんなものか、ほとんどの人が知らないようです
いったい、それはどんなお葬式なんでしょうか?
家族葬はこんなお葬式
「家族葬」というのは、ひと言で言えば「遺された家族が、故人とのお別れの時間をじっくりと過ごすことのできるお葬式」のことです。
家族葬は、「家族だけ」が参列するお葬式と思っている人もいるようですが、必ずしも「家族だけ」ということではなく、家族に加えて少人数の参列者を呼ぶケースも多いようです。
(参列者を受け入れるのは、参列をおことわりすることが困難であること、また参列をことわることでトラブルになる可能性があること、などの理由によるようです)
小規模なお葬式になるため、費用的にも抑えることができ、近年増えているお葬式の形式です。
直葬って何?
また「直葬」という言葉も、ここ2、3年、急速にポピュラーになってきました。
「直葬」をひと言で言うと、儀式をしないで、火葬のみですませるお葬式です(儀式が無いので、ほんとうはお葬式とは言いません)。
病院から、火葬場に「直行する」という意味で、「直葬」という名前がつけられたようです(死亡後24時間は火葬することが法律上できませんので、実際にはいったん、自宅か葬儀社の安置所に安置します)。
家族葬・直葬の現実
「家族葬」も「直葬」も、十年くらい前には無かった言葉ですが、最近はこうしたお葬式を選択する人も増えつつあり、市民権を得るようになってきています。
ただ一方では、新聞やテレビで「いいところ」ばかり報道され、マイナス面に触れないため、「失敗した!!」と思っている遺族も少なくなく、注意が必要です。
例えば、参列者を呼ばなかった為、親類などから「なんで参列者を呼ばなかったのか」と文句を言われたり、後になって亡くなったことを知った知人たちが、毎週末のように自宅にお参りに来て、家族がその対応に疲れてしまう、ということがあります。
また、ドライに考えてお葬式をしなかったが、後になってそれが気になりはじめ、後悔の気持ちをずっと持ち続けているような人もいるようです。
最悪のパターンは、「安くやろう」と思って探した葬儀社に「家族葬」を頼んだら、いいかげんな葬儀社だったということです。
実際、「うちのお葬式は安いです」と必要以上にアピールしている葬儀社の中には、「安けりゃ、なんでもいい」という考え方の葬儀社が多いのも現実です。
だから、「家族葬」や「直葬」を行う時には、雰囲気に流されないで、ちゃんと考えた上で選択することが大切です。
愛する人との別れの時間を大切に
特に最近、皆さんからの相談電話を受けていて感じるのが、「安いから家族葬」「お葬式はいらないから直葬」という人が増えていることです。
費用を抑えること、不必要なものをなくすことはとても大切なことです。
でも、大切なお葬式を、「安いから」とか、「必要性を感じないから」という理由で簡単に内容を決めていくことには疑問を感じてしまうのです。
お葬式は、大切な人との大切な別れの時間であり、大切な人の冥福を祈る大切な儀式です。
このことをまず第一に、お葬式は考えていくべきでしょう。
「家族葬」や「直葬」は、そうした気持ちの上で、選択すべきだと思います。 |