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−−家族葬について−−
◆ 家族でゆっくりとお別れの時間を過ごす
最近、「家族葬」という言葉をよく耳にするようになりました。
「家族葬」について明確な定義はありませんが、これは、家族や関係の深い親族だけで執り行う小規模なお葬式ということを指しているようです。
もちろん、単に小規模のお葬式というイメージを抱いている方もいらっしゃるようです。
さて、このような「家族葬」ですが、家族が中心ですから気遣いもそれほど必要なく、喪主や遺族の方にとってはゆっくりとお別れの時が過ごせるというメリットがあります。
そのようなイメージから、「家族葬」をという方も多くいらっしゃるようです。
◆ 家族葬をもう一度考える
確かに「家族葬」は、現代人の考え方にあったとてもいいお葬式だと言えます。
ただ、「家族葬」を行う前に、もう一度だけ、「家族葬」について考えて欲しいのです。
そして故人のこれまでの人生を、もう一度、思い出して欲しいのです。
つまり、故人と最も関係が深かったのは確かに家族でしょうが、人は生まれ、そして死に至る過程で、さまざまな人間とのふれあいの関係を持ってきたということです。
故人の人間関係は、家族を中心に広がっているけれども、家族以外にもたくさんの人と縁を持ちながら生きてきたということ事実だと思います。
◆ 故人と縁の深かった人たち
ですから、そのような縁を故人とつくられた人たちは、訃報に接した時、お別れの言葉を述べたくて、あとから後から弔問に訪れたりします。
ときどき、家族葬にすると後から弔問客が続くのでかえってわずらわしくなる、だから家族葬は止めた方がいい、というような話も聞きます。
でも、煩わしさを防ぐというようなことではなく、家族と同様に故人と縁の深かった人たちに葬儀に来ていただく、家族という枠にとどまらず、故人と縁があった人たちと皆でお別れの機会を持つ、そういったこともとても大切なことのように思うのです。
そのような葬儀の席で初めて故人の生前のエピソードを聞かせていただいたり、家族の知らない故人の一面を知った、などという話もよく聞きます。
もちろん、「家族葬」はとてもいいお葬式だと思います。
ただ、そうしたデメリットも理解した上で、「家族葬」を行って欲しいのです。
もう一度故人のことを考えてみて、その上で葬儀の形式を決める、ということがほんとうに大切なように思うのです。
蛇足ではありますが、会葬者からのお香典が増えるという側面もあり費用の面でもそれほど家族葬と変わらない、ということもよくあるようです。